Japanese
TitleImmunoradiometric assayキットによる各種疾患患者の血中ferritin値の測定
Subtitleノート
Authors吉井正雄*, 高坂唯子*, 中島言子*, 森田陸司*, 鳥塚莞爾**
Authors(kana)
Organization*京都大学医学部附属病院中央放射線部, **京都大学医学部放射線核医学科
Journal核医学
Volume16
Number5
Page785-794
Year/Month1979/8
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. 緒言」ferritinは哺乳動物ではほとんどあらゆる組織中に存在し, 特に肝, 脾, 骨髄に大量に含まれる鉄貯蔵蛋白である. 血清中のferritinは, 鉄の過剰又は欠乏状態をよく反映するものとして, 鉄代謝や血液疾患の分野でその動態が研究されているが, 最近放射免疫測定法の開発により, 各種疾患患者の血清ferritin値が測定されるに至って, 悪性腫瘍患者の血清中ferritinの量が増加する事が知られ, 悪性腫瘍の診断や治療効果の判定に有用であるとの報告がなされており, そのtumor-markerとしての役割が注目されてきている. 今回著者らは, RIA-GNOST Ferritinキット (Hechst) を試用する機会を得たので, その基礎的検討を行うと共に, 各種疾患患者の血清ferritin値を測定し臨床的意義について検討したのでこれらの成績について報告する.
Practice臨床医学:一般
KeywordsFerritin, CEA, Immunoradiometric assay

【全文PDF】