Japanese
TitleRIA-gnost TBGキットによるThyroxine-Binding Globulin (TBG) の測定
Subtitleノート
Authors海瀬信子*, 海瀬和郎*, 山本蒔子*, 貴田岡博史*, 桜田俊郎*, 斎藤慎太郎*
Authors(kana)
Organization*東北大学医学部第2内科
Journal核医学
Volume16
Number5
Page777-783
Year/Month1979/8
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. はじめに」Thyroxine-binding globulin (TBG) は血中thyroxine (T4) およびtriiodothyronine (T3) の特異的な輸送蛋白であり, T4の70%はTBGと結合している. 血清TBG (TBG) の濃度は種々の薬剤, 疾患あるいは甲状腺機能などの影響によって変化するため, 甲状腺機能の診断にはT4, T3の測定と共にTBGの測定が必要となる場合がある. TBG濃度を知るためには, これまで, TBGのmaximal T4 binding capacityの測定が用いられて来たが, 手技が煩雑であり, 多数の検体を扱うことは困難であった. そこで, これにかわって間接的にTBGを表わす指標として, Triosorb試験をはじめとする各種のT3摂取率試験の測定が行われ, しかも, T4とT3摂取率より求めた遊離T4指数 (Free T4 index, F T4 I) が甲状腺の機能を非常に良く反映するものとされてきたが, TBGが高濃度の場合には, T3摂取率は必ずしも正確にはTBGの量を反映しないため, F T4 Iが高値を示す場合もあった.
Practice臨床医学:一般
KeywordsTBG, Radioimmunoassay, Thyroid function, T4/TBG ratio

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