Japanese
TitleTwo-site Immunoradiometric Assay法による血中フェリチン測定の検討
Subtitleノート
Authors辻野大二郎*, 佐々木康人*, 千田麗子*, 染谷一彦*, 富樫修**, 秋田誠**, 松野和彦**, 新発田杏子***
Authors(kana)
Organization*聖マリアンナ医科大学第3内科, **ヘキストジャパン(株) 総合開発研究所, ***ヘキストジャパン(株) 医薬品事業部RI課
Journal核医学
Volume16
Number5
Page771-776
Year/Month1979/8
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. はじめに」フェリチンは人体における主要な鉄貯蔵物質であり, 肝, 脾, 骨髄, 心, 腎, 胎盤などを中心にあらゆる組織中に見出される. 分子構造は分子量約45万の蛋白の殻と鉄を含む核とより成る. 核の鉄成分は変動するので全体の分子量も鉄の分子量により変化する. 近年の放射性免疫学的測定法の進歩により微量の血清中フェリチンの存在が知られるようになり, これが臨床的鉄欠乏及び過剰状態を非常によく反映することが知られている. 最近では, これ以外にも肝疾患をはじめとする良性疾患, 白血病や悪性リンパ腫, 癌疾患などで血清中フェリチン値が生体内鉄貯蔵とは相関せずに上昇することが知られ, その臨床的応用の有用性が期待されている. 血清中フェリチン濃度の測定法としては, immunoradiometric assay法, 2抗体法によるradioimmunoassay法などが報告されている.
Practice臨床医学:一般
KeywordsFerritin, Two-site immunoradiometric assay

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