Japanese
Title虚血性心疾患の201Tl心筋シンチグラフィー - 再生シンチグラフィー (等高線表示) による検討 -
Subtitleノート
Authors高橋恒男*, 中村護*, 星野文彦*, 高橋勇守*
Authors(kana)
Organization*東北大学医学部放射線科
Journal核医学
Volume16
Number5
Page753-756
Year/Month1979/8
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「1. はじめに」近年の心臓核医学の進歩は, 従来侵襲的な方法でしか行われえなかった心機能や心筋血流の評価を容易に, かつ高い精度で非侵襲的に行うことを可能にした. とりわけ201Tlの導入は201Tlが局所心筋灌流状態に応じて心筋内に分布することにより, 心筋梗塞部位を明らかにするのみでなく, 一過性に生じた心筋虚血をも指摘できるようになった. しかし, 臨床経験を重ねるにつれ, 201Tl集積低下している範囲を明確に判読することはむずかしく, そのため熟練と経験を要することより, 所見のとり方に対する個人差を少なくする方策が望まれてきている. その1つは装置の進歩, 改良であり, 他は画像処理に関する工夫, 改善である. 今回, 著者らは高価なコンピューター組込み装置などを用いず, 再生シンチグラム-等高線表示-という画像処理により201Tl集積低下の範囲を客観化しえたので, その臨床応用について報告する.
Practice臨床医学:一般
KeywordsIschemic heart disease, 201Tl, Scanning isodensity portions, Myocardial infarction, False negative image

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