Japanese |
Title | 抗体固定試験管法 (SPAC-T3キット) による血清トリヨードサイロニン摂取率測定の基礎的検討および臨床的評価ならびにこれを用いた血中遊離型サイロキシン指数の診断的意義について |
Subtitle | ノート |
Authors | 浜田哲*, 石原明*, 今村理喜代*, 吉政康直*, 蔵田駿一郎* |
Authors(kana) | |
Organization | *天理よろづ相談所病院内分泌内科および臨床病理部同位元素部門 |
Journal | 核医学 |
Volume | 16 |
Number | 4 |
Page | 611-617 |
Year/Month | 1979/6 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本核医学会 |
Abstract | 「1. はじめに」Hamolskyらにより創始された131I標識トリヨードサイロニン (T3) の赤血球摂取率は, その後レジン, セファデックスあるいは活性炭をB.F分離のための結合体 (Binder) に使用する方法に改良され, 甲状腺機能検査法として広く用いられている. これらのBinderを用いる従来の方法は比較的多量の血清 (0.5〜1.0ml) を要し, しかも, Binderの洗浄あるいは分離操作を必要とする. 最近, プラスチック試験管を抗T3抗体でコーティングし, これをBinderとする微量検査法 (25μl血清使用) がキット化された. 本法の基礎的検討を行なうと共に, 甲状腺疾患, ネフローゼおよび妊娠の血清について測定し, 従来のBinderを用いる他のキットとの比較を行なった. このT3摂取率試験は原理的には血清サイロキシン (T4) 結合グロブリン (TBG) の不飽和結合能の指標であり, 甲状腺機能は正常であっても, 妊娠・ネフローゼなど血清TBGの変動の際には増減する. |
Practice | 臨床医学:一般 |
Keywords | Triiodothyronine uptake test, Free thyroxine index, Thyroid function test, thyroid diseases |