Japanese
Title201Tl-Chlorideによる頭頸部腫瘍のシンチグラムの臨床的検討
Subtitleノート
Authors油井信春*, 木下富士美*, 小圷正木*, 嶋田文之**
Authors(kana)
Organization*千葉県がんセンター核医学診療科, **千葉県がんセンター頭頸科
Journal核医学
Volume16
Number2
Page221-227
Year/Month1979/4
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「はじめに」悪性腫瘍をシンチグラムで陽性像として描出するための核種は従来から種々のものが検討されてきたが, いまだに理想的なものは得られていない. 中では67Gaが比較的どのような種類の悪性腫瘍でも, また全身のどの部位でも陽性像が得られ易く広く用いられている. 201Tlは心筋シンチグラムのための薬剤として開発されたものであるが, 一方では腫瘍に親和性のあることも知られるようになり, 最近では腫瘍シンチグラムでの利用の報告もなされ, 又甲状腺腫瘍の鑑別の試みもなされている. 201Tl-chlorideでの腫瘍シンチグラムは比較的短時間で結果が得られ, 67Gaでは困難な甲状腺腫瘍にも比較的よくとり込まれる利点もあり, 臨床的にも有用性があるものと考えられるので, われわれは主として頭頸部領域の腫瘍性疾患について試みてみた. 得られた結果について67Ga-citrateによるものとの比較を行ない, おのおのの長短を検討した.
Practice臨床医学:一般
Keywords201Tl-chloride, tumor scintigram

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