Japanese
TitleコンスルT3 RIAによる血中トリヨードサイロニンの測定
Subtitleノート
Authors中川毅*, 信田憲行**, 田口光雄*
Authors(kana)
Organization*三重大学医学部放射線科, **三重大学医学部附属病院中央放射線部
Journal核医学
Volume16
Number1
Page47-54
Year/Month1979/2
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「緒言」血中甲状腺ホルモンの測定は, 近年, ラジオアッセイの開発により著しい進歩をとげたが, トリヨードサイロニン (T3) はその血中濃度が低いこと, サイロキシン (T4) とT3の完全な分離が困難で, また, 繁雑な操作を要し, また, その間にT4よりT3への転換がおこることなどのためcompetitive protein-binding assay (CPBA) によっても測定上の問題点があった. 最近, T3に特異的な抗体が作製され, また, T3と結合蛋白との結合を阻害する物質を用いることにより抽出操作が不要となり, 簡便でしかも少量の血清で測定されるラジオイムノアッセイ (RIA) が開発されるに至り, 広く臨床に用いられている. 今回, 結合阻害物質にANSを用い, また, boundおよびfree fractionの分離 (BF分離) に固相法を用いたMicromedic社発売のコンスルT3 RIAを使用する機会を得たので, その基礎的, 臨床的検討の成績を報告する.
Practice臨床医学:一般
KeywordsSolid Phase Radioimmunoassay, Triiodothyronine

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