Japanese | |
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Title | ラジオイムノアッセイによる血中reverse T3 (rT3) の測定と各種甲状腺機能状態におけるrT3値の分布およびT3, T4, FTIとの相関 |
Subtitle | ノート |
Authors | 分校久志*, 一柳健次*, 久田欣一** |
Authors(kana) | |
Organization | *金沢大学医学部核医学教室 |
Journal | 核医学 |
Volume | 15 |
Number | 7 |
Page | 1033-1041 |
Year/Month | 1978/10 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本核医学会 |
Abstract | 「1. はじめに」近年, 血中甲状腺ホルモンの大部分を占めるサイロキシン (T4) の代謝に関する研究の進展とともに, 血中3,3',5'-triiodothyronine (reverse T3, rT3) のラジオイムノアッセイ (RIA) による測定や, 種々の甲状腺状態におけるrT3値に関する報告がみられるに至っている. rT3は通常の5'deiodinationによる3,3',5-triiodothyronine (T3) と脱ヨード部位が異なるのみであり, T4から末梢における5 deiodinationによってそのほとんど全部が生成され, 量的にほぼT3と同量が生成される. また, rT3は生物学的活性を有せず, その血中からのmetabolic clearance rateはT3の約3倍とされている. 末梢におけるT4からT3, rT3への転換は種々の疾患において変動し, T3とrT3は鏡像的 (reciprocal) な変化を示すと報告されているが, その機序, 調節の詳細についてはまだ不明の点が多い. |
Practice | 臨床医学:一般 |
Keywords | radioimmunoassay, reverse triiodothyronine, distribution, correlative study, various thyroid economy. |