Japanese
TitleGe (Li) 検出器を利用したRIスキャナ
Subtitleノート
Authors吉村厚*, 上原周三**, 長哲二**, 野瀬善明***, 中村元臣***
Authors(kana)
Organization*九州大学医学部放射線基礎医学教室, **九州大学医療技術短期大学部, ***九州大学医学部循環器内科
Journal核医学
Volume15
Number4
Page613-620
Year/Month1978/6
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. 緒言」Ge(Li)検出器は, NaI(Tl)検出器に比べてエネルギー分解能が良いため, (1)RIイメージのコントラストを高めることができ, (2)γ線エネルギーの近接した多核種の同時スキャンが可能である, などの理由からNaI(Tl)検出器の代わりにRIスキャンニングに用いることは有用であると考えられ, いくつかの試みが報告されている. 欠点としては大型のGe(Li)が得られないのでNaI(Tl)に比べて検出効率が低いことと, 常時液体窒素で冷却する必要があり管理が面倒なことが挙げられる. またエネルギー分解能がよいためにγ線の光電ピークの幅が非常に狭くなり, 現在広く使用されているシングルチャネル波高分析器での分析が不可能に近く, その特徴が生かせないというのも欠点である. 以上の欠点を補い, 半導体スキャナとしてできるだけ簡便に使用できるよう工夫して設計し, かつその有用性について検討を加えた.
Practice臨床医学:一般
KeywordsRI scanner, Ge(Li)detector, dual-isotope, digital gate circuit.

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