Japanese
TitleRIA-gnost(R)AFP (PEG法) の基礎検討及び慢性日本住血吸虫症に合併する肝疾患における血清AFP含量
Subtitleノート
Authors井内正彦*, 木谷健一**, 新発田杏子***
Authors(kana)
Organization*市立甲府病院内科, **東京都老人総合研究所第1生理部, ***ヘキストジャパン(株)RI課
Journal核医学
Volume15
Number4
Page591-597
Year/Month1978/6
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. はじめに」AbelevおよびTatarinovが, それぞれ, 1963年および1964年に, 肝癌における胎児蛋白(αフェトプロティン-以下AFPという)の出現を報告して, 癌抗原の存在の可能へ糸口を開いたが, その後, 臨床的に多くの追試が行われ, 血清AFPの定量が原発性肝細胞癌の診断, 病状経過, 治療および予後判定に役立つことが報告されてきた. AFPは, 分子量約65000の糖蛋白で, 胎児の肝臓と卵黄嚢で産出されるが, 機能および役割はあまり明らかになっていない. むしろ, 血中あるいは組織内のAFP濃度の意義が問われているのが現状である. AFP発見の当初は, ゲル内免疫沈降反応によって定量がなされたが, 感度が十分ではなく, 臨床研究が進むにつれて感度の改善が要求された. 1971年, ラジオイムノアッセイ(以下RIAという)が可能となって, 原発性肝細胞癌および睾丸, 卵巣の悪性奇形腫以外の主として肝疾患および妊娠の血清中の含量が測定できるようになり, 臨床的価値はさらに拡大した.
Practice臨床医学:一般
KeywordsAFP, radioimmunoassay, chronic Schistosomiasis japonica, liver diseases

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