Japanese |
Title | 脳シンチグラムおよび脳槽シンチグラムにて興味ある所見を呈した硬膜下血腫と水腫の1例 |
Subtitle | ノート |
Authors | 古賀一誠*, 鴛海良彦**, 仲山親**, 森田一徳**, 鴨井逸馬**, 松浦啓一**, 山川勇造***, 浜崎雄平**** |
Authors(kana) | |
Organization | *国立医療センター放射線科, **九州大学医学部放射線科, ***九州大学医学部脳神経外科, ****九州大学医学部小児科 |
Journal | 核医学 |
Volume | 15 |
Number | 2 |
Page | 247-251 |
Year/Month | 1978/4 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本核医学会 |
Abstract | 「1. はじめに」一般に硬膜下血腫(あるいは水腫)の脳シンチグラムは病巣にRI集積を示すが, 一方脳槽シンチグラムではRI集積の低下もしくはRI分布の欠損を示すといわれている. 今回, われわれは右硬膜下血腫, 左硬膜下水腫の症例に脳シンチグラムと脳槽シンチグラムを行い, 興味ある所見を得たので若干の文献的考察を加えて報告する. 「2. 症例」1歳6カ月 男児 母親は妊娠中異常なく, 在胎40週で吸引分娩する. 生下時体重2880gで正常内である. 生後1カ月健診にて, 頭囲が標準より1.5cm大きいことを指摘される. 生後14カ月でも頭囲の増大を認め, 水頭症の疑いで九大小児科に検査入院. 外傷, 意識障害, けいれん発作等の既往はない. 運動発育は頸坐5カ月, 坐位8カ月, つかまり立ち11カ月, 歩行開始15カ月とほぼ正常範囲である. 「現症」一般状態は良好. 体格は小さく(Faniconi index≒79%), 大泉門は開大, 緊張亢進, 矢状縫合は離開している. |
Practice | 臨床医学:一般 |
Keywords | Brain scanning, Cisternography, Bilateral subdural hematoma |