Japanese |
Title | 99mTcによる血球標識にかんする研究 (第3報) - 99mTc赤血球標識用キット (TCK-11) による脾シンチグラフィー - |
Subtitle | ノート |
Authors | 内田立身*, 秋月健*, 田中鉄五郎*, 油井徳雄*, 三浦信雄*, 木村秀夫*, 松田信*, 吉田博*, 木田利之**, 刈米重夫* |
Authors(kana) | |
Organization | *福島県立医科大学第一内科, **福島県立医科大学放射線科 |
Journal | 核医学 |
Volume | 15 |
Number | 2 |
Page | 239-246 |
Year/Month | 1978/4 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本核医学会 |
Abstract | 「はじめに」99mTcは各臓器のシンチグラフィーに最も適した放射性同位元素であり, 現今のシンチレーションカメラの普及と相まって最も広く用いられている. 脾シンチグラフィーにおいても, 従来用いられてきた51Cr熱処理赤血球法や203Hg-(または197Hg)MHP法に代って, 99mTc標識赤血球を用いて脾単独のシンチグラフィーを得る必要性が痛感され, 1968年以来, 多くの試みがなされてきた. 私たちも, すでに, SnCl・2H2Oを還元剤として用いる99mTc標識赤血球を熱処理する方法で, 脾シンチグラフィーを得ることに成功し, 1973年に「核医学」誌上で発表した. その後, 99mTc赤血球標識における方法の簡素化と, 標識率の向上が検討され, 1975年Bardyらのキット化の試みにより, 1976年フランス原子力庁(CIS)により赤血球標識用キット(TCK-11)として発売されるに至った. |
Practice | 臨床医学:一般 |
Keywords | Spleen scintigraphy, 99mTc-labeled red cells, TCK-11, Heated red cells, BMHP |