Japanese
TitleRadioimmunoassayによる血中サイロキシン濃度の測定 - TETRA - TAB - RIAキットの検討 -
Subtitleノート
Authors小西淳二*, 中島言子*, 奥野龍與**, 笠木寛治**, 遠藤啓吾**, 池窪勝治**, 竹田洋祐**, 鳥塚莞爾**
Authors(kana)
Organization*京都大学医学部中央放射線部, **京都大学医学部放射線科
Journal核医学
Volume15
Number1
Page135-144
Year/Month1978/2
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. はじめに」血中サイロキシン (T4) 濃度の測定には血清中のT4結合蛋白 (主としてT4結合グロブリン (TBG) ) を利用するCompetitive protein binding assay (CPBA) 法が広く用いられて来たが, 最近, より特異性の高い結合蛋白として抗T4抗体を用いるRadioimmunoassay (RIA) 法が開発され, すでに2, 3のキットが臨床的に使用されるに至っている. これらの両測定法を通じて, その原理は血中でそのほとんどがTBGと結合しているT4を種々の方法で抽出あるいは分離したのち, 外から加えたT4結合蛋白 (TBGまたは抗T4抗体) と反応させ, 標識T4との競合反応より試料中のT4濃度を測定するものである. T4の抽出あるいはTBG結合阻害の方法やB/F分離の方法などにおいて種々の操作上の簡便化がはかられて来たほか, RIA法においては親和性, 特異性の高い抗体の使用により, より高感度の測定が可能となり, 次第に少量の試料血清での測定が可能となって来ている. 著者らはこれらT4 測定キットについての検討を行って来たが, 今回TBGの不活性化に塩酸酸性を用い, 高親和性の抗体の使用により10μlの少量の血清でのT4測定を可能としたTETRA-TAB-RIA キット (Nuclear-Medical Laboratories, Inc., U.S.A.) を試用する機会を得た.
Practice臨床医学:一般
Keywords

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