Japanese
Titlecold lesionを呈した骨転移巣症例
Subtitleノート
Authors菅原正*, 中間昌博*
Authors(kana)
Organization*自治医科大学 放射線科
Journal核医学
Volume15
Number1
Page129-134
Year/Month1978/2
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract一般に骨転移などの骨病変部は周囲の正常部に比して, 99mTcリン酸化合物などの核種集積の増強が認められ, 骨スキャン上, 陽性に描画される. 一方, false negativeとは異なり骨病巣部での集積の低下を示し, 欠損像として認められる場合があり, Georgenらはcold lesionあるいはphoton deficient lesionと呼称している. cold lesionは種々の悪性腫瘍の骨病巣部でみられ, 骨X線写真では, 溶骨性病変を示すことが多いとされている. 骨梗塞や, 骨折治癒後, あるいは, 放射線治療による照射部位でcold lesionを示すことも知られている. われわれはこれまでに, 5例の悪性腫瘍の骨転移巣などで, cold lesionを示した症例を経験したので報告する.「方法」使用した核種は99mTc-diphosphonateで, 15〜20 mCiを静注後, 3〜4時間後に骨シンチグラフィーを行なった. 使用した装置はピッカー社製ダイナカメラ2Cを使用し, 前後2方向から, 全身骨スキャンを撮像した. コリメーターは低エネルギー高感度, 高解像力用平行型を用いた. 撮影条件は, 腰椎におけるinformation densityが200カウント/cm2となるように全身用駆動テーブルスピードを設定して行なった.
Practice臨床医学:一般
Keywords

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