Japanese
Title血中トリヨードサイロニン測定法の検討 - 他の甲状腺機能検査値との比較について -
Subtitleノート
Authors坂井由美子*, 浜田武*, 浜聡**, 細木秀美**
Authors(kana)
Organization*細木病院検査科, **細木病院内科
Journal核医学
Volume15
Number1
Page117-122
Year/Month1978/2
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「はじめに」1952年, Pitt-Rivers, Grossらによって発見されたtriiodothyronine (T3) はThyroxine (T4) に比して2〜5倍作用が強力でかつ速効性であることにより, 甲状腺疾患の病状把握にT3の測定の重要性が指摘される様になった. しかし血中T3はT4の1/100程度と極く微量のため一般臨床検査としてT3を測定する事は困難であった. 近年radioimmunoassay (RIA) の著しい発達に伴い, T3の測定にも本RIAが応用され, すでに諸家によって報告されている. 今回, われわれは第一ラジオアイソトープ研究所より提供された血中T3のRIA kit (RIA-Mat T3 kit) を使用する機会を得たので, その有用性について検討を加え, 併せて従来から行なわれている種々の甲状腺機能検査との比較を行ない, 充分一般臨床検査として甲状腺疾患の病状把握に有用であったので報告する.「実験材料および方法」 [1) T3測定用kitの内容] (1) T3抗血清 (凍結乾燥品) …1バイアル 蒸留水5.5mlで溶解する. (2) 標準T3溶液…5バイアル 0, 0.5, 1, 2, 6ng/mlの5種類. (3) T3-125I溶液…50バイアル 約0.02μCi/vial. ANS (magnesium-8-anilino-1-naphthalene sulfonate) を約300μg含む. (4) レジンストリップ…50枚 (5) ピンセット…1本
Practice臨床医学:一般
Keywords

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