Japanese
Titleレジンストリップ法によるトリヨードサイロニン・ラジオイムノアッセイキットの基礎的・臨床的検討
Subtitleノート
Authors分校久志*, 杉原政美*, 久田欣一*
Authors(kana)
Organization*金沢大学医学部核医学教室
Journal核医学
Volume15
Number1
Page111-115
Year/Month1978/2
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「1. はじめに」血中トリヨードサイロニン (T3) はサイロキシン (T4) 濃度の1〜2%とごくわずかしか存在しないが, その生物学的活性は高く, また, 生体内での半減期も約1日と速く, 甲状腺ホルモンの生物学的効果は大部分T3によると考えられている. 近年, 本来抗原性を有しないT3に対する抗体の作成が可能となり, またTBG結合阻害剤としてのANS (8-anilino-1-naphthalene sulfonate) の利用とあいまって特異性の高いラジオイムノアッセイ (RIA) による直接T3測定が行なわれるに至っている. 本邦でもすでにデキストラン・チャコール (DCC) をB/F分離に用いる一抗体法T3RIAキットが発表されている. 今回, 著者らはレジンストリップをB/F分離に用いる一抗体法RIAキットであるリアマットT3キットの試用機会を得たので, その基礎的ならびに臨床的検討について報告する.「2. 方法および対象」[2.1 測定操作]リアマットT3キットの構成は50検体用にて (1) T3抗血清 (凍結乾燥品) 1バイアル, (2) 標準T3溶液 (0, 0.5, 1, 2, 6ng/ml) 各1バイアル, (3) T3-125I溶液 (ANS 300μgを含む, 1ml/バイアル) 50バイアル, (4) レジンストリップ50枚, (5) ピンセット1本である.
Practice臨床医学:一般
Keywords

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