Japanese
TitleTETRA - TAB - RIAによる血中T4の測定
Subtitle使用経験
Authors木下文雄*, 前川全*, 船橋哲哉*, 川上亮二*, 庭野幸子*, 岡本二郎**, 七理泰**, 堀内佳代子**, 鳥屋城男***
Authors(kana)
Organization*都立大久保病院放射線科, **内科, ***外科
Journal核医学
Volume14
Number6
Page903-910
Year/Month1977/12
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract血中サイロキシンの測定は1960年代の前半にEkinsやMurphyらの努力によりcompetitive protein binding analysisが確立し, 広く一般臨床検査に利用されてきたが, Radioimmunoassayの進歩により, T3, TSHの測定に遅れて, 1971年ChopraらによりT4の測定も開発され, 米国ではすでに広く普及している. 本邦でもすでにAbbottのT4-RIAKIT, MallinckrodtのRIA-MAT-T4, RCCのT4-RIAPAC, AmesのSeralute T4-RIAなどの使用経験がすでに発表され, 普及してきているが, 今回Nuclear Medical Laboratories (中外製薬) の塩折法を利用したTETRA-TAB-RIA Kitを使用する機会を得たので, その基礎的臨床的検討を報告する.「I. 方法」(1) 0.025N塩酸を含有するT4抽出用液0.2 mlを試験管にとり, これに患者血清0.01 mlを加え, 強く振盪混和し, T4を抽出する. (2) これに125I-T4液0.4mlを加え, 強く振盪混和し, さらに抗T4血清0.4mlを加え振盪混和し, 30〜60分間室温に静置する. (3) T4抗体結合物を沈澱させるために, 血清蛋白含有硫酸アンモニウム溶液2.0mlを加え栓をし, 静かに10回程度転倒混和後, 遠心分離 (2,000〜2,500rpm, 10分間) する. (4) 上清を捨て, ペーパータオルなどで液を切り, 沈澱物の放射能を計測 (A) .
Practice臨床医学:一般
Keywords

【全文PDF】