Japanese
Title201Tlによる心筋シンチグラフィー
Subtitle使用経験
Authors松尾導昌*, 西山章次**, 近藤健爾***, 上原教良****, 豊川清子*****
Authors(kana)
Organization*神戸大学医学部放射線科, **中央放射線部, ***兵庫県立西宮病院放射線科, ****内科, *****神戸労災病院内科
Journal核医学
Volume14
Number4
Page555-564
Year/Month1977/8
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「1. 緒言」非侵襲的方法による心筋イメージングの試みはCarrらにより86Rb, 131Csを用いて (1962-1964) なされ, さらにZaretら (1973) とStraussら (1974) により43Kが試みられた. しかしながら, これらは核的に満足できるものではなく, 生理学的性質を示すに充分なものではなかった. 最近, Lebowitz, Bradley-Mooreら (1975) により201Tlが導入された. 201Tlは従来使用されてきた核種に比べて, 満足すべき物理的性質を有し, Mullins, Mooreら (1960) が明らかにしたように, 細胞膜におけるkineticsがKと非常に似ているためである. すなわち1価の陽イオン形のTlは, Kと同様にPyruvate kinaseを活性化することによりNa-K ATPase系を活性化すると報告されている. 201Tlの体内分布はその局所血流を反映するが, 特に心においては局所心筋血流を示し, 虚血部位は摂取低下または欠損像として描出される.
Practice臨床医学:一般
Keywords

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