Japanese
TitleリアマットT4キットの基礎的ならびに臨床的検討
Subtitle使用経験
Authors原正雄*
Authors(kana)
Organization*山形大学医学部第3内科
Journal核医学
Volume14
Number2
Page285-289
Year/Month1977/4
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「はじめに」甲状腺ホルモンの正確な測定は甲状腺疾患の診断, 病態の把握に重要である. 以前, この目的にPBI (蛋白結合ヨード) やBEI (ブタノール抽出性ヨード) として, サイロキシン (T4) 中のヨードを化学的に定量する方法が用いられた. しかし, これらの測定には熟練を要し, ヨードに影響されやすい欠点がある. その後, ラジオアイソトープを利用して, 血中甲状腺ホルモン濃度を間接的に反映するT3摂取率が広く用いられるようになった. さらに近年は, T4及び131I-T4のサイロキシン結合グロブリン (TBG) に対する競合反応 (competitive protein binding analysis : CPBA) を利用して, 血中T4濃度の測定が行なわれている. この方法では, はじめ, 甲状腺ホルモン結合蛋白よりT4を遊離抽出することが必要である. 最近, これらの操作を要しないラジオイムノアッセイ法にもとつくT4測定キットが提供されるにいたった.
Practice臨床医学:一般
Keywords

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