Japanese | |
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Title | SeraluteTM total T3 〔RIA〕 による血中Triiodothyronineの測定, その基礎的・臨床的検討 |
Subtitle | 使用経験 |
Authors | 嘉手納成之*, 鈴木邦治* |
Authors(kana) | |
Organization | *北海道大学医学部第2内科 |
Journal | 核医学 |
Volume | 14 |
Number | 2 |
Page | 265-273 |
Year/Month | 1977/4 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本核医学会 |
Abstract | 「いとぐち」血中甲状腺ホルモンにはThyroxine (T4) および353' L-triiodothyronine (T3) があり, いずれも生体に重要な役割を果たしている. 血中のT3はThyroxine-binding globulinおよびアルブミンと結合し, その生物学的活性は遊離T3濃度に左右されるが, 結合蛋白に異常がない時は総T3濃度が臨床的甲状腺機能状態をあらわすと考えられる. 血中T3濃度はT・濃度の1〜2%にすぎないが, その末梢代謝速度と生物学的活性はT4の数倍と推定される. さらに, T4の一部は甲状腺外でT3に転換し, また, 肝細胞核にT3の特異的結合部位の存在が報告され, 甲状腺ホルモンの生物学的活性の大部分はT4由来のT3によるという仮説も提唱されている. 一方, 臨床的にもT3 thyrotoxicosisの存在が報告される等, T3の生理学的および病態生理学的意義が重視されるようになった. |
Practice | 臨床医学:一般 |
Keywords |