Japanese |
Title | 涙道スキャン (鼻涙管スキャン) |
Subtitle | 臨床報告 |
Authors | 前田敏男*, 利波紀久*, 小林真*, 久田欣一*, 柳沢多加志**, 上田博***, 米沢辰男*** |
Authors(kana) | |
Organization | *金沢大学医学部核医学教室, **黒部市柳沢眼科医院, ***黒部市民病院放射線部 |
Journal | 核医学 |
Volume | 13 |
Number | 6 |
Page | 835-837 |
Year/Month | 1976/12 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本核医学会 |
Abstract | 「1. はじめに」流涙は涙液分泌過剰と涙道の通過障害によって生ずる. 後者による流涙を主訴とする患者に涙道のシンチグラフィーが有用であると最近報告された. ピンホールコリメータの穴を直径1mmまで小さくすると良好なシンチグラムが得られると報告されているが, 著者等は市販されている直径が4.75mmのピンホールコリメータを使用して十分臨床的に役立つ事を認めた. 涙液は涙腺から分泌され結膜嚢をうるおし涙湖に集まり, 上下の涙点から涙小管を経て涙嚢に入り, 鼻涙管を通って下鼻道に排泄される. 鼻涙管にはKrause氏弁, Taillefer氏弁およびHasner氏弁があり, 涙液の逆流を防止している. 涙道の通過障害の主な原因は鼻涙管閉塞であるが, 時には瞬目運動障害や鼻涙管内の弁の作動状態が悪くなる事によっても生じる. 「2. 対象と方法」流涙を主訴として黒部市民病院眼科を訪れた患者を対象とした. |
Practice | 臨床医学:一般 |
Keywords | |