Japanese
Title169Yb-DTPA RIシステルノグラフィー上RI集積像を示した小児髄膜炎後硬膜下水腫
Subtitle臨床報告
Authors小林真*, 利波紀久*, 前田敏男*, 伊藤和夫*, 久田欣一*
Authors(kana)
Organization*金沢大学医学部核医学教室
Journal核医学
Volume13
Number4
Page553-557
Year/Month1976/8
Article報告
Publisher日本核医学会
AbstractRIシステルノグラフィーは1964年Dichiroらにより発表されて以来脳脊髄液の動態の検索に利用され, 正常圧水頭症を初めとする種々の疾患に有効な情報を与える. 硬膜下血腫(水腫)に認められるRIシステルノグラフィー上の所見は普通病巣のRI濃度の低下もしくは欠損として認められるが今回RIシステルノグラフィーで病巣にRI集積像として認めた髄膜炎後硬膜下水腫の小児例を経験したので報告する. この様な症例は著者の知るかぎり3例を数えるだけだが, うち2例は外傷後硬膜下血腫で, いずれも成人例である. 「I. 症例」K.S. 生後6M, 女, 1975年8月下旬頃より咳, 高熱に引き続き全身痙攣を認め某医にて抗生物質を投与されていたが症状の改善を認めず, 1975年9月22日金沢大学病院小児科に入院した. 入院時頭囲計測では45cmであった. 小児科入院後髄膜炎後硬膜下水腫の診断の下に抗生物質投与, 輸液, 硬膜下穿刺等の治療を施行.
Practice臨床医学:一般
Keywords

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