Japanese |
Title | Carcinoembryonic AntigenのRadioimmunoassayキットの基礎的検討とその臨床応用 |
Subtitle | 使用経験 |
Authors | 辻野大二郎1), 佐々木康人1), 千田麗子1), 草刈幸次2), 岡部和彦3), 尾形正方4), 亀谷忍5), 黒田義則5), 林方也6), 長田尚夫7) |
Authors(kana) | |
Organization | 1)聖マリアンナ医大第3内科, 2)第1内科, 3)第2内科, 4)第1外科, 5)第2外科, 6)産婦人科, 7)泌尿器科 |
Journal | 核医学 |
Volume | 13 |
Number | 4 |
Page | 533-541 |
Year/Month | 1976/8 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本核医学会 |
Abstract | 「I. はじめに」1965年にGoldらが結腸癌から過塩素酸で抽出し, Carcinoembryonic Aniegen(CEA)と名づけた物質は, 分子量約20万の糖蛋白であることが知られている. 初めいわれた大腸癌特異性については以後の多くの報告がむしろ非特異性を強調している. しかし, CEAは癌随伴抗原としてスクリーニング検査, 癌加療前後の進行度の判定, 経過観察での有用性をすでに広く認められている. 従来CEAのRadioimmunoassay(RIA)法が数種報告されているが, 最近結腸癌の肝転移巣より抽出したCEAを抗原として用い, 抗原抗体結合体の分離にZirconyl phosphate gel(Z-gel)を使用するHansenらの方法がRoche社によりキット化されている. 本キットを使用する機会を得たので, その基礎的検討の結果と, 臨床的有用性について報告する. 「II. 方法と対象」血中CEAの測定にはRoche CEA Kitを用いた. 本キットはHansenらの開発したZ-gel法によるものである. 患者静脈血4〜8mlを採取後EDTAを加えた試験管にとり, 1,000×g 30分遠心して血漿を分離した. |
Practice | 臨床医学:一般 |
Keywords | |