Japanese
TitleCEA-ROCHE KITによる各種疾患患者の血中CEA値の測定 - その基礎的検討並びに臨床的評価 -
Subtitle使用経験
Authors吉井正雄*, 石川演美*, 鳥塚莞爾*, 浜田哲**
Authors(kana)
Organization*京都大学医学部放射線科, **京都大学放射性同位元素総合センター
Journal核医学
Volume13
Number4
Page521-531
Year/Month1976/8
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. 緒言」癌胎児性抗原Carcinoembryonic Antigen(以下CEAと略す. )は, 1965年Gold及びFreedmanによって, 人の大腸癌組織中に見出された"癌特異性"抗原で, 胎生6ヶ月までの胎児の消化管にも存在することからその名称がつけられた. 引続いて同グループはCEAを精製し, Radioimmunoassayにより諸種の癌及び非癌疾患々者の血中CEA値の測定を行った. その結果, CEA値は大腸癌で特異的にかつ高率に陽性を示すことから, 本疾患の診断に極めて有用であると報告した. しかし, その後Mooreらは同じ硫安法により, またLo GerfoらはZirconyl Phosphate Gel(Z-Gel)法により, 更にLaurenceらは二抗体法によって, 血中CEAが大腸癌患者だけでなく, 膵癌, 胃癌, 肝癌などの消化器癌で高率に陽性となり, また肺癌, 乳癌, 膀胱癌及び子宮癌でも相当高い頻度で認められるほか, 更に膵臓炎, 肝硬変症, 潰瘍性大腸炎等の非悪性疾患においても陽性例が少なくないことを示した.
Practice臨床医学:一般
Keywords

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