Japanese | |
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Title | 111In-DTPAによる脳槽シンチグラム |
Subtitle | 使用経験 |
Authors | 古田敦彦*, 百瀬郁光*, 橋爪俊幸*, 栗田口武夫*, 馬杉則彦** |
Authors(kana) | |
Organization | *関東労災病院 放射線科, **関東労災病院 脳神経外科 |
Journal | 核医学 |
Volume | 13 |
Number | 3 |
Page | 203-207 |
Year/Month | 1976/6 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本核医学会 |
Abstract | 「I. 緒論」従来, 脳槽シンチグラフィーには131I-HSAが用いられていたが, 時に無菌性髄膜炎をおこすことがあるということから使用されなくなった. 続いて現在も使用されている169Yb-DTPAは良好なシンチグラム像を得るが, 物理学的半減期が長いため, とくに患者の排泄物等の処置に被曝上の難点があった. 1972年にHosainらが, また翌年にはGoodwinらが報告した111In-DTPAは物理学的半減期が2.8日と短くβ線を出さず, 生物学的半減期は12時間で患者の被曝量も少い. また2〜3日経時的に検査を必要とする正常圧水頭症(以下N. P. H. と略す)等の診断に適した核種といえる. 今回111In-DTPAを脳槽シンチグラムに利用する機会を得たので報告する. 「II. 対象, 方法」入院中の頭部外傷後遣症19例, 脳動脈瘤, 脳動静脈奇型等によるクモ膜下出血等8例, N. P. H. 疑5例, 脳梗塞3例, 髄膜炎2例, その他脳腫瘍手術後の患者等5例の計42例である. |
Practice | 臨床医学:一般 |
Keywords |