| Japanese | |
|---|---|
| Title | 骨スキャンで興味ある所見を呈した転移性骨腫瘍例 |
| Subtitle | 臨床報告 |
| Authors | 利波紀久* |
| Authors(kana) | |
| Organization | *金沢大学医学部核医学科 |
| Journal | 核医学 |
| Volume | 13 |
| Number | 1 |
| Page | 57-60 |
| Year/Month | 1976/2 |
| Article | 報告 |
| Publisher | 日本核医学会 |
| Abstract | 最近の骨スキャンの普及はめざましく核医学臓器imagingのなかで脳スキャン, 肝スキャンに次いで重要な地位を占めつつある. この傾向は骨スキャンの臨床有用度の高いことを示すものである. その主なる要因として考えるものには, カルシューム量が30%以上, あるいは50〜70%の変動がないとX線像で骨陰影の変化として観察されないのに対して, 骨スキャンははるかに鋭敏で, X線像で変化が認められる以前に骨病巣の発見が期待できること, X線では全身骨精査にかなりのX線被曝を覚悟せねばならないのに対し, 骨スキャンでは99mTc標識リン酸化合物を用いることによって非常に少ない被曝線量で施行できること, またwhole body scannerやwhole body cameraの開発によって短時間に行えることなどがあり, 骨病巣スクリーニング法としては理想的と言えそうである. 一般に骨親和性放射性医薬品は外傷, 感染, 腫瘍などによるosteo blasticな病巣に集積すると考えられており, これが骨スキャンの礎をなしている. |
| Practice | 臨床医学:一般 |
| Keywords | |