Japanese
Title99mTc-MAAによる肺血流スキャンニングの臨床経験
Subtitle使用経験
Authors筆本由幸*
Authors(kana)
Organization*大阪府立成人病センター
Journal核医学
Volume12
Number4
Page405-413
Year/Month1975/8
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「はじめに」Taplin, Wagnerおよび飯尾らによって開発された131I-MAAによる肺血流スキャンニング法は, シンチスキャナー, シンチカメラなどの一般病院への普及とともに, 一般臨床検査法としての地位を確立している. 肺塞栓症の診断のために開発されたこの方法も, 肺気腫をはじめ慢性閉塞性肺疾患や肺癌や心疾患に広く応用される様になるにつれ, 肺局所の血流低下を的確に把握するためには, 焦点性の良いコリメーターの使用, 多面スキャンの実施などが要求され, かつ検査の所要時間の短縮も考慮しなければならなくなった. この様な諸条件を満足させる手段としては, カウント数の増加, すなわちRI投与量の増加が必要であるが, 従来より使用されている131Iでは半減期が8.04日と比較的永く, 全身被曝線量の増加や甲状腺への影響なども無視できない. しかし, 近年盛んに使用されだした短半減期の核種である99mTc-でラベルした99mTc-MAA, 99mTc-水酸化鉄コロイドなどの導入は, これらの要求を満して余りあるものと考えられる. われわれは99mTc-MAAを使用する機会に恵まれたので, その経験を報告する.
Practice臨床医学:一般
Keywords

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