Japanese
TitleSI Units in Radiology and Radiation Measurement
Subtitle核医学ニュース
Authors津屋旭
Authors(kana)
Organization癌研究会付属病院 放射線科
Journal核医学
Volume11
Number1
Page57-63
Year/Month1974/2
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract欧州経済共同会議 (Council of the European Economic Community : EEC) は1971年10月, 経済上の理由から, メートル単位のある規定された系, すなわち国際系 (The International System of Units - 以下SI系と略称する) を, 1978年1月1日以後全面的に採用することをEEC諸国に指令した. SI系は1960年国際度量衡総会 (CGPM) において承認されたもので, 7つの基本単位, すなわち, メートル (m), キログラム (kg), 秒 (s), アンペア (A), ケルビン (K), カンデラ (cd) 及びモル (mol) と, 更にこれを組み合わすことによって誘導単位が作られており, 電離放射線測定単位はこの中に含まれている. CGPMはキューリー (Ci), レントゲン (R), ラド, レムを当分の間保存することが望ましいとしているが, 将来科学出版物の中で漸次廃止すべきもので, 1977年12月31日の時点で, 6つのCGS単位を含めて廃止するか否か再検討をすることになつている. 米国は放射線測定単位の廃止に反対しているが, EEC下のドイツとベルギーでは, 法制化が既に行われ, SI単位を放射線測定の中に入れている. ただし1977年12月31日迄はこれを暫定的に使用できるとしている. このような事情のもとに, 本年のICRU会議においてSI系の採用についての討議がなされ, 遠い将来においてSI系の全面採用を予想しながらも, 積極的に各国, 各方面の意見聴取を行つており, 各方面のConsensusを取りつけた上で, 来年7月のICRUとして, 何等かの勧告を出したいと考えている. 次の報告はこの間の意見を集計, 整理したものである.
Practice臨床医学:一般
Keywords

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