Japanese
Title7. 放射性ビタミンB12による胃内因子の研究
Subtitle第5回日本核医学会総会 (II) シンポジウムII : 消化器吸収のRIによる診断
Authors右京成夫**
Authors(kana)
Organization**京都大学第1内科(主任 脇坂行一教授)
Journal核医学
Volume3
Number2
Page108-109
Year/Month1966/7
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract1929年のCastleによる内因子説提唱以来, B12吸収が内因子(IF)の媒介を要することは周知の事実である. しかしIFの分離精製の未達成の現在その本態, 作用機転等不明の点が多く, ひいてはB12吸収機転の究明に大きな支障となっている. したがって現在ではB12吸収の研究はすなわち, IF研究といっても過言ではない. そこで演者は60Co-, 57Co-, 58Co-標識放射性B12を用い, IFを中心としてB12吸収機転の解明を試みた. まず0.5μgの60Co-B12を単独また, IFと同時に各種疾患患者に投与しSchilling testによりB12吸収試験を行なったところ, 悪性貧血(PA)と胃全剔および一部の亜全剔患者ではIFの同時投与により初めて改善されるB12吸収障害のあることを認め, 該患者でIFの産生分泌の低下ないし欠乏しているとの知見をえた.
Practice臨床医学:一般
Keywords

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