Japanese
Title5. 放射性鉄利用による鉄吸収の臨床的研究
Subtitle第5回日本核医学会総会 (II) シンポジウムII : 消化器吸収のRIによる診断
Authors冨田重良*
Authors(kana)
Organization*京都大学第1内科(指導 脇坂行一教授)
Journal核医学
Volume3
Number2
Page106-107
Year/Month1966/7
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract放射性鉄55Fe・59Fe二重標識法を使用するHallbergらの方法によって, 鉄吸収総量のみならず腸管よりの単位時間内吸収量をも知りうるようになり, 人の鉄吸収過程を急速相と緩徐相の2相に分けて解析することが可能となった. 演者らはHallbergらの方法に従って鉄吸収動態を研究し, その結果鉄吸収過程を数学的に解析しうる新解析法を考案した. さらに, 非吸収対照としての51Crの併用により経口投与鉄の糞便中排泄をも2相に分けて解析しうることを認め, 55Fe・59Feおよび51Crの同時使用により人の鉄吸収過程をより詳細に解析しうる方法を案出した. そこでこれらの鉄吸収解析法ならびにその2, 3の応用結果について報告する. 「A. 鉄吸収動態の解析」 経口投与鉄量としては0.05, 1および40mgの3種を採用し, いずれも硫酸鉄の形でpH2に調整し, アスコルビン酸100mgを添加して, 正常者, 鉄欠乏者および鉄過剰者に投与した.
Practice臨床医学:一般
Keywords

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