Japanese | |
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Title | 3. 脾臓スキャニングの意義について |
Subtitle | 第5回日本核医学会総会 (II) シンポジウムI : 臓器スキャニング |
Authors | 刈米重夫*, 高橋豊* |
Authors(kana) | |
Organization | *京都大学脇坂内科 |
Journal | 核医学 |
Volume | 3 |
Number | 2 |
Page | 91-92 |
Year/Month | 1966/7 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本核医学会 |
Abstract | 脾臓の機能についてはなお不明の点が多いがその生体内における位置, 形態を明らかにする必要にせまられる場合はさほどまれではない. その方法には現在X線撮影法とscintiscanning法がある. 前者はやや手技が煩雑で熟練を要するが, 後者は手技を一定にすればscintigramをうるのに通常さほど困難でない. しかしながら脾scanningは甲状腺, 肝臓scanning等に比べればさほど普及していない. 以下われわれの経験に基き, 脾scanningの手法を検討し, その持つ意義について考察した. 「方法」 脾scanningにはまず脾内に十分なRI活性をえることが必要である. Congenital spherocytosis, acquired hemolytic anemia等, あるいはBanti's syndromeなどの巨大脾腫症例では脾臓における赤血球の抑留破壊が亢進している場合があり51Cr標識赤血球による寿命測定時に脾臓部において心臓部または肝臓部の3倍またはそれ以上の放射活性を示して, 脾scintigramを容易にとりうる場合がしばしばある. |
Practice | 臨床医学:一般 |
Keywords |