Japanese
Title不妊婦人の甲状腺機能に関する研究
Subtitle原著
Authors赤須文男*,1), 舘野政也*,2)
Authors(kana)
Organization1)教授, 2)講師, *金沢大学産科婦人科学教室
Journal核医学
Volume1
Number2
Page117-124
Year/Month1964/11
Article原著
Publisher日本核医学会
Abstract「緒言」甲状腺は内分泌腺として古くから注目され, ために多くの研究業績を産出しているが, 今なお明らかでない面がはなはだ多い. しこうして甲状腺機能は主として体液性に前葉の甲状腺刺激ホルモン(以下TSHと略す)によって支配され, 甲状腺機能を亢進させ, その結果, 甲状腺の血中からの無機ヨード摂取量は増加し, 甲状腺内ではthyroxinが合成され, 次いで血中でタンパク結合ヨード(以下下P. B. I. と略す)となって体内各臓器に運ばれ, 細胞内に入っても代謝促進作用を司るが, TSHとthyroxinとは量的に平衡関係にあり, TSHあるいはthyroxin分泌がstress, ACTH, corticosteroids, adrenalin, 環境あるいは性ホルモンなどによって影響を受けることが想像される. さて, 青春期前には男女ともほぼ同重量を示す甲状腺が成熟期に達すると女性のそれが男性のそれより著明に増大することから卵巣と甲状腺との関係に強い関心がもたれるようになってきたが甲状腺と性腺との関係については種々の議論にもかかわらず統一された見解がみられていない.
Practice臨床医学:一般
Keywords

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